2005-07-04 [長年日記]
_ [OpenSource] オープンソース考現学
ここでは告知していなかったが、しばらく前にリニューアルしたZDNetで、細々と連載しております。jlcの論説やブログよりは一般向けの話を志しておりますが、目下あまり狙い通りに行っておりません。ご意見ご感想などありましたらあちらにトラックバックを飛ばしてやってください。なお私はモヒカンはモヒカンですけど比較的人間味のある部類なので、言及リンクがなくてもいきなり血祭りに上げたりはしません。じわじわとやります。また、写真の目つきが悪いのは撮影時日差しが眩しかったからで、性格が悪いからではありません。
ちなみに、中身はともかくタイトルだけはいつも全力で考えておりますので、元ネタを見破ってニヤニヤしてください。とある人に「隔週連載なんですか」と聞かれましたが本当は週に2回の約束でした。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい
2005-07-05 [長年日記]
_ [tDiary] はてなアンテナが更新を拾ってくれない件続報
はてなアンテナがこの日記の更新を拾ってくれない件、はてなに問い合わせていたのだが、対策してくださったようである。よかったよかった。
2005-07-06 [長年日記]
_ [Music] Allen Houser and Washington Jazz Ensemble
トランペッター、アレン・ハウザー (Allen Houser, 1941-)がリーダー格のワシントン・ジャズ・アンサンブルを久しぶりに聞き直したらえらく良かったので、何か書こうと思った。この人に関しては、インターネットで検索してもほとんど情報が出てこない。レコーディングデビューとなったノー・サンバに所収の杉田宏樹氏のライナーによれば、ハウザーは1941年ワシントンD.C.の生まれ、昔も今も生地にずっと留まって活動を続けているようである。他人の(メジャーレーベルから出るような)アルバムに客演した、ということもどうやらなさそうで、以下に挙げる6枚の自主制作アルバムが、今までに出た作品の全てのようだ。
- No Samba (Straight Ahead ARS001) 1973
- Washington Jazz Ensemble (Straight Ahead ARS002) 1976 (発表は1978)
- Whatever Happend To Allen Houser (Straight Ahead ARS003) 1990 未聴
- Looking Back (Straight Ahead ARS004) 1970-86 (発表は1994)
- The Allen Houser Sextet Live at the One Step Down (Straight Ahead ARS005) 1985 (発表は2001)
- Stolen Moments (Straight Ahead ARS006) 2004 未聴
最初の二枚はボンバ・レコードから日本版CDが出ている。3作目は見たこともない。誰かお持ちなら貸してやってください。4作目は、彼が個人的に録音していた音源を寄せ集めたもので、一部音質は良くないが貴重。5作目も内容的にはそんなに悪くないが、これもいかんせん録音が悪く全体に音が痩せているのが残念。で、今調べてみて分かったがなんと去年新作が出ていたのですね。このへんで試聴してみたが、相変わらず直球ハードバップをやっているようだ。
この人は、自分で書いた英文ライナーとかを読むと分かるのだがとにかくライヴ命の人であって、おそらくそのあたりがまともなレコード会社と契約しないというポリシー(?)にもつながってくるのだろう。基本線はハードバップだが、姿勢は多少前向きで、という気概も見えて好ましい。作曲の才もそれなりにある(例えば2作目の冒頭、ギル・エヴァンスやルー・リードの作品に参加したことのあるサックス奏者、トレバー・ケーラーに捧げた1曲目は名曲)。あと何より魅力なのが、多少線は細いけれど勢いが良くかすかな翳りも感じられるトランペットの音色だ。技術的には超一流というわけではないと思うが、ドゥシュコ(ダスコ)・ゴイコビッチあたりが好きな人ははまると思う。
2005-07-07 [長年日記]
_ [Reading] スローブログ宣言! / 鈴木芳樹
かなり前に著者のyskこと鈴木芳樹氏からご献本頂いていたのだが、今頃になってようやく読み終えた。内容だが、Amazon.co.jpのレビューでトクホン徳保隆夫氏が書いている通り、「ウェブログ文化の解説書」ということに尽きる。タイトルが今ひとつピンボケなので損をしていると思うが、現在「ブログ」とひとくくりに呼ばれているもろもろについて、目配り良くまとまった一冊である。私自身、ウェブログそのものがどうしたこうしたという議論にはあまり関心がなくてちゃんと追いかけていなかったので、この本で初めて知った話がいくつかあった。勉強になりました。一人称による筆者の体験談(100%事実というわけではなく多少脚色もあるようだが)という体裁を採っているので読みやすい。
それにしても、JBAが「日本にプロ野球や高校野球があることを知らずに、野球の素晴らしさを『啓蒙』しようとしていた」(pp.21)ようなもの、というのはなかなか辛辣な表現で笑った。現在モヒカンどもの餌になっているトラックバックの意味的変質やアサマシアフィリエイトに関しても、素人に分かりやすい解説が為されていると思う。
2005-07-18 [長年日記]
_ [Blog] いとうせいこうブログ
単に私が知らなかっただけだが、しばらく前からいとうせいこうがブログを始めていたらしい。かたっぽはふつうの身辺雑記のようなものだが、もうかたっぽではデュシャンのチェス研究書の翻訳を淡々と進めていて、渋すぎる。まあ先見日記もブログみたいなものだけど。
私はと言えば、昔は将棋が好きだったのだが、最近はチェスしか指さなくなった。バックギャモンはようやくおもしろみが分かってきたというところ。
_ [CreativeCommons] クリコモ批判
クリエイティヴ・コモンズへの批判というと私の専売特許のように思われているようだが、そろそろ外国でもぼちぼちと出てきたようだ。Free Software Magazineにこんな記事が載っていた。
でも、これなら私が2年前に書いたもののほうがまだましだと思う…。
2005-07-22 [長年日記]
_ 削除Belinda Whitsett [削除http://cialis.united-coders.com/where-can-i-buy-cialis-o..]
2005-07-27 [長年日記]
_ [Music] Animal Dance / John Lewis
アルバート・マンゲルスドルフ (Albert Mangelsdroff, 1928-2005)がおととい、白血病で亡くなったそうだ。ジャズのトロンボーン奏者として、テクニックとイマジネーションの両面でJ.J.ジョンソンと互角に張り合えた唯一の人だったと思う。
その彼の売り出しを図ったMJQのジョン・ルイスが、1962年に旧ユーゴを訪ねた際、マンゲルスドルフと現地のミュージシャンをバックに吹き込んだのがこのアルバムだ。後年マンゲルスドルフは前衛的な方向に傾斜するが、ここでは「枯葉」などのレパートリーからも分かるように、極めてオーソドックスな演奏に終始している。しかもべらぼうにうまい。ルイスのソロも結構冴えていると思う。
2005-07-31 [長年日記]
_ [Wiki] Wiki復活
誕生日を記念してWikiを復活させた。三度目のトライになるんでしょうか。
今回はFreeStyleWikiを使ってみた。当mhatta.orgの一切合切が置かれているInetdでは、どうもサーバ側のPerlモジュールとFreeStyleWikiが自前で持っているPerlモジュールのバージョンがかち合うようなので、若干手を加えたんだがまだ微妙におかしい。スパム対策として、書き込みにはログイン必須にしてあるのだが、これで何とかなるかしら。
_ mrmt [写真カワイイじゃないですか。]