My Human Gets Me Blues

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2009-01-01 [長年日記]

_ [Life] 賀正

あけましておめでとうございます。公私ともに去年はやり残したことが多くブルーな感じですが、今年もがんばります。よろしくね。

_ [Life] 初詣

例によって夜中に近所の神社へ行ってきた。いやあ寒かったですね。

帰りにコンビニに寄ったら缶入りの甘酒があって思わす買ってしまった。たまに飲む分にはうまいものですな。

_ [Food] スターバックスの福袋2009

これまた例によってスターバックスの福袋(高いほう)を購入。ステンレスじゃないけど黒くて重くてごついタンブラーが入っていて気に入った。あとはまあ、値段相応ですかね。


2009-01-02 [長年日記]

_ [Jazz] Roll Call / Hank Mobley

Roll Call(Hank Mobley)

昨年末、フレディ・ハバードが亡くなったそうだ(All About Jazzの記事)。享年70歳というからまあ長生きのほうだろうが、生物学的にはともかくトランペッターとしての寿命はとうの昔に尽きていたとおぼしい。私はかなり晩年の作品まで付き合ったほうだと思うが、率直に言って1991年録音のLive at Fat Tuesday(Freddie Hubbard)あたりからは「吹けていない」という形容がぴったりだった。急速な衰えは唇の病気のせいと聞くが、他の理由も耳にしたことがあってよく分からない。

それでも私は、ジャズ史上最も優れたトランペッターはハバードだったのではないかと思っている。音楽家としての幅はマイルスに一歩譲るかもしれないが、トランペットを、あの楽器ならではの輝かしい音で、あそこまで吹き抜いた人は他にはいない。

ハバードは優れた作曲家、アレンジャーでもあり、おそらく今後はそうした面がクローズアップされることが多くなるだろうから(何せ書いたオリジナル曲のほとんどが今やスタンダードと化しているのだ)、そうした面の強く出た作品を推そうかとも思ったのだが、ここは個人的な好みに殉じて、サイドマンながらあまりの素晴らしさに主役を完全に食ってしまったこれを挙げてみることにした。リーダーのモブレーもいつになくがんばってはいるのだが、このアルバムは事実上ハバードとアート・ブレイキーの双頭リーダー作のようなもので、おいしいところは全部この二人(とウィントン・ケリー)が持って行っている。ぎゅっと中身の詰まったハバードならではの炸裂する音色が聞きたければ、まずはこれだ。


2009-01-15 [長年日記]

_ [Music] Jamento / Monty Alexander

Jamento: The Monty Alexander 7(Monty Alexander)

最近は季節相応にえらく寒いので夏っぽいお祭り音楽を聴きまくって気合いを入れているのだが、中でもこれはとりわけ良かった。朝っぱらからリピート中だ。

と言っても前半三曲は、レゲエ風味なんかもあったりして楽しいのは楽しいんだけど何かひと味足りないなあという感じで、例によっていつものモンティ・アレキサンダー・クオリティかねとあっさり見限りかけたのだが、続く後半の三曲が超最高なのだ。特に後半出だしのWeekend in LA! もちろんジョージ・ベンソンのメローなロスの週末のカバーだが、いかにもフュージョンという感じでペラペラだったオリジナルより遙かにガッツ溢れる物凄い演奏になっている。カバーがオリジナルを超えてるって結構すごくありません? 2ドラムに加えてスティールドラムとパーカッションまで入っているというリズムヘビーな構成が見事に生きた名演だと思う。

ジャケットもへぼいし常識的に考えて手が伸びるはずがないアルバムだと思うが、これはおすすめ。


2009-01-18 [長年日記]

_ [Reading] 定食屋の定番ごはん

定食屋の定番ごはん (オレンジページブックス―男子厨房に入る)

最近は私の友人(主に独り者の男)にも自炊をする人、したい人が増えてきたようだ。これは以前ゆえあってしばらく自分で飯を作らざるを得なかったときに、私が使っていた本。オレンジページの「男子厨房に入る」というシリーズの一冊で、ようするにかつての私のような料理経験皆無のダメ男(プラスダメ女)を想定して書かれたものである。「かわいい奥さんのための〜」とかそういう若妻向け料理本を使う自分を想像すると深刻な精神の不調に陥る危険がある方にはおすすめだ。

内容はと言えば、和定食の定番ごはん、中華屋の定番ごはん、蕎麦屋の丼、洋食屋の定番ごはんという区切りで、それぞれポピュラーな献立が10個くらいずつ載っている。豚のしょうが焼き(ちなみにこのレシピは一手間かけていてちょっとおいしい)とかハンバーグはまだしも、中にはさんまの塩焼きなんてのもあって、そんなもんわざわざ取り上げる必要あるのかとおっしゃる向きもあるだろうが、世の中のキモい男女の大半は、魚を焼くときにはうろこをこそげとるとか、ちゃんと塩を振るとか、そういうごく基本的なことすら知らないのである。知ってる人はこんなもん読む必要ない。あじの三枚おろしのやり方も細かい写真つきで載っている。

もちろん載っているレシピを全部作ってみたわけではないが、私が作ったことがあるものに関して言えば、どれも簡単でおいしかったし評判も良かった。とりあえず全くの料理ど素人でもまともな味噌汁とおひたしくらいはすぐ作れるようになるだろうし、冷や汁とかちゃんとした(レトルトを使わない)麻婆豆腐とか小籠包とか不相応にマニアックなものの作り方も載っているので、当分飽きが来ないだろう。あと、ルーから作るチキンカレーのレシピがベーシックながらなかなかの出来ですよ。写真も旨そうに撮れている。