2004-07-27
_ [jlc] 原稿依頼について
塩崎拓也さんが、jlcからの原稿依頼について「そういえばだいぶ前に依頼があったような気がするな。 あれを断ったのは、Linux うんぬんじゃなくて、 どっちかといえば時間的な問題と、あと依頼文にカチンときたからなんだけど。」とおっしゃっている。大変申し訳ないことである。
実際は、原稿依頼という前にそもそも原稿を書いていただけるか意志確認をしたかったので、私のほうから個人的に塩崎さんに連絡を差し上げた。私信とは言え大した内容ではないので公開する。もしよろしければ、後学のためにどのあたりがご機嫌を損ねたのか教えていただけるとありがたい。確かに、この段階ではjlcとしての正式な原稿依頼ではないのでインフォーマルな書き方(というかほんとに私からの単なる私信)ではあるが、別に礼は失していないつもりである。
あと、相変わらずお返事はお待ちしております。
To: AoiMoe at imou.to
Subject: コラム
From: Masayuki Hatta
Date: Fri, 10 Oct 2003 17:45:22 +0900
塩崎さん、
japan.*linux*.comなので微妙な気分かもしれませんが、現在準備されている
というGPL叩きのコラムをjapan.linux.comで書きませんか?
もし興味があればご返信ください。
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八田 真行 (Masayuki Hatta)
というか、なんでもかんでも他人のせいにするのはやめませんか、塩崎さん。
2005-07-27
_ [Music] Animal Dance / John Lewis
アルバート・マンゲルスドルフ (Albert Mangelsdroff, 1928-2005)がおととい、白血病で亡くなったそうだ。ジャズのトロンボーン奏者として、テクニックとイマジネーションの両面でJ.J.ジョンソンと互角に張り合えた唯一の人だったと思う。
その彼の売り出しを図ったMJQのジョン・ルイスが、1962年に旧ユーゴを訪ねた際、マンゲルスドルフと現地のミュージシャンをバックに吹き込んだのがこのアルバムだ。後年マンゲルスドルフは前衛的な方向に傾斜するが、ここでは「枯葉」などのレパートリーからも分かるように、極めてオーソドックスな演奏に終始している。しかもべらぼうにうまい。ルイスのソロも結構冴えていると思う。
2006-07-27
_ [Music] In Philadelphia 1960 With Steve Lacy / Thelonious Monk
ブラウニーとドルフィーの共演(TOGETHER RECORDED LIVE AT DOLPHY'S(CLIFFORD BROWN/ERIC DOLPHY))など、怪しさ100%な発掘音源をこのところ怒濤の勢いでCD化しているRare Live Recordings (RLR)が、またヘンなものを繰り出してきた。今回は、ありそうで実はなかったセロニアス・モンクとスティーヴ・レイシーの本格的な共演記録。
実はこのCD、年代もメンツも異なる5つのセッションの寄せ集めなので、レイシーが入っているのは冒頭に収録された1960年フィラデルフィアでの放送録音、時間にして20分弱だけ。正直タイトルにするほどの分量じゃないだろうと文句も付けたくなるがそこはそれ、他の4つもなかなか興味深いものばかりなので、個人的には別に構わんです。
モンクとレイシーの共演というとBig Band and Quartet in Concert(Thelonious Monk)があるにはあるのだが、ここでのレイシーはあくまでもビッグバンドの一員という位置づけなので、ソロも無ければモンクとの絡みも一切ない。一方、今回初めて日の目を見たこの録音では、ソプラノのレイシーとチャーリー・ラウズ(ts)という二管編成(考えてみたらこれもずいぶん不思議な組み合わせやね)なので、ちゃんとソロも取る。晩年はフロント(たいていラウズ)がソロを吹いている間ピアノを弾かず、手を休めてしまうことが多かったモンクだが、ここではちゃんと伴奏をつけてフロントを鼓舞している。なお、最後に出てきてアナウンスするのはなぜかルイ・アームストロング。音質は、この時期の放送録音にしてはまあまあ。ロイ・ヘインズがドラムスに座ってバシバシ叩いているのもうれしい。
次はサド・ジョーンズ(tp)とラウズがフロントの1957年のニューヨーク録音。個人的に好きで良く聴く5 by Monk by 5(Thelonious Monk)とほぼ同じメンツなのだが、データを信じるなら2年早い。ラウズとの共演という意味でも最初期に当たる。どこかは分からないがかなり大きめのホールでの録音で、音質はとても良く、ライヴでLight Blueを演っているのも結構珍しい。
次は滅茶苦茶レアな1948年の放送録音。アイドリース・シュリーマン(tp)のワンホーン、アート・ブレイキー(ds)がドラムスという、Genius of Modern Music, Vol. 1(Thelonious Monk/Sahib Shihab/Art Blakey)やGenius of Modern Music, Vol. 2(Thelonious Monk/Sahib Shihab/Milt Jackson/Art Blakey)にも参加した連中が付き合ったこれまたニューヨークでのライヴで、 ミントンズ以降の初期モンクのライヴがどのようなものだったのかがよく分かる。といっても結論は、後年とほとんど変わらないなのですが…音質は予想外に良い。これは今回が初登場の音源。
4番目は1955年、スティーヴ・アレンのTVショウに出演したときの演奏。当時のテレビの音声を録音したものなので音質的にかなり辛いものがあるが、これまたメンツが珍しく、フロントはアート・ファーマー(tp)になんとハンク・モブレー(ts)、ベースはミンガス、ドラムスはブレイキーという中途半端なジャズ・メッセンジャーズのようなクインテット。Well You Needn'tで、モンクがカリプソ(?)みたいな変なソロを取るのが面白い。なお、私の勘ではこのテープの大元の出所はフランシス・ポードラのコレクションじゃないかと思う。これも今回が初登場。
一番最後は、1950年、モンクがフランキー・パッションズというあんまりぱっとしない歌手のデモ録音に付き合ったときの貴重な演奏。これは最初パッションズの友達が運営していたWashingtonという自主レーベルからSPで出て、70年代にはSpotliteのCool Whalin'というオムニバスLPで一回だけリイシューされた物だが、今となってはどちらもとてもレアなのでCDでの復刻は大変ありがたい。従来トランペットはケニー・ドーハム、テナーはラウズだとされることが多かったのだが、このたびアイドリースとラッキー・トンプスンであることが判明した。ご丁寧なことに歌詞までライナーに印刷されている。というか、ライナーもブートまがいの割になかなか情報が充実していて勉強になります。
結論。これはモンク秘宝館だ。モンクが好きな人にはおすすめ。そうでなければ全くおすすめいたしません。買っても損はしないと思うけどね。
Before...
_ mhatta [玉井さん、お返事がありませんが、メールは届きましたか? 届いていなければそちらからメールを下さい。]
_ 玉井 靖彦 [メールいただきました。ありがとうございます。 これで、深澤さんへの誤解が解けました。 それと、「あなた」はあまり使..]
_ 名無しさん@お腹いっぱい。 [ここは「あなた」と書くとお説教されるインターネットですか?]