2004-06-09 [長年日記]
_ [Life] 新年度
どうもメールが来ねえなあと思っていたら、うかつなことに今日で大学のメールアカウントのパスワードが変更されていたらしく、fetchmailで落とせずに途方にくれる。というわけで明日の午後までメールを頂いても全く読めません。あしからず。
_ [Music] 関根彰良さんについて
大学のサークルの先輩でプロのジャズギタリストだが、たまたま今日関根さんのページを覗いてみたら、ここ数ヵ月病気で演奏活動を休止されていたそうな。最近復活されたようで何より。最近の若手には珍しく良く歌うプレイで素晴らしい腕前なので、機会があったら是非聞きに行ってください。
そういえば数年前、もう無くなってしまった六本木のBash!というお店で、関根彰良 (g) 安田幸司 (b) 田村陽介 (ds) (確か最後の一曲だけもう一人ギター)という素晴らしいメンバーになぜか私が混じってピアノを弾かせてもらったことがあった。このときはショーターのBlack Nileかなにかをやったのだが、自分で言うのもなんだが一世一代のソロを取ったのを覚えている(他人にどう聞こえていたかなんぞ知ったことではない)。ピアノを弾くのが生半可なセックスよりも気持ち良いという稀有な体験でした。というより、むしろピアノと寝るというか。私にとって、良いジャズというのはそういう音楽です。
それにしても、以来腕が単調減少なのがせつない。暇を見付けてまた練習するか。
2004-06-10 [長年日記]
_ [Food] ごみ餃子続報
日本のメディアでもぼちぼち出てきた(例えば産経新聞の記事)が、思ったよりひどい話のようだ。
厚労省や現地の新聞報道によると、韓国の食材納品会社が約4年半にわたり、たくあん製造会社から使い残しや腐った大根を無料で引き取り、廃井戸からくみ上げた水も使って作ったギョーザなどの具を取引先に納品していたことが発覚。国立機関の検査で食中毒の原因となる細菌が検出されたとされる。
ギョーザのほか、同様の具が使われた可能性があるとして韓国産の中華まんじゅうも対象に、全国の検疫所に輸入を認めないよう指示した。
肉まんもですか。
まあ、自炊をしろってことですね。ようするに。なんか違うか。
2004-06-12 [長年日記]
_ [Music] The Birth Of Soul: The Complete Atlantic Rhythm & Blues Recordings, 1952-1959 / Ray Charles
とうとうレイ・チャールズまで死んでしまった。
このCD3枚組ボックスセットには、レイの音楽の一番美味しいところがあらかた詰まっている(残りはミルト・ジャクスンとの共演盤とかで、もちろん必聴)。ほんとに毎日聞いても聞き飽きない(体験者談)素晴らしいセットなので、まだ持っていないお前らは嫁を質に入れてでも買いなさい。「いとしのエリー」なんぞどうでもよい。
ちなみに、このAmazon.co.jpの写真だとえらいひしゃげて不格好なように見えるが、実物は縦がCD2枚分の長さの細長い箱できちんとしたデザインなのでご安心を。ロバート・パーマーが書いた詳しい解説が載っているライナーも、中身良しデザイン(タイポグラフィ込み)良しで文句無しにかっこいいです。リイシューはこうでなければ。
しかし、ビシビシとピアノでフィルインを決めながらあの独特の塩辛い声で歌われると、しびれるなあ。あと、お下品ソングのWhat'd I Sayはいっしょに歌えるようになるまで練習しないとだめです。リスニングの勉強、お子さまにもぜひ。
そういえば、大昔Mess Around(このセットだとDisc 1に入っている)の超かっこいいピアノソロを弾けるようになりたくて、コピーしてがんばって練習したんだが、どうもうまくいかなかったのを唐突に思い出した。ドクター・ジョンも名盤Gumboの中でレイのソロ(というか全体のアレンジも)をそっくりパクって弾いていて、ああ彼もきっとあの曲が好きだったんだろうなと思いました。はい、もちろんMess Around自体が実はカウ・カウ・ダヴェンポートのパクりなわけで、まあ音楽とか創造性て元々そういうもんだと思うんですけどね。
2004-06-14 [長年日記]
_ [tDiary] Google AdSenseを始めた
周りで流行っているので申し込んで見た。
しかし始めたはいいが、最近ごみ餃子のことばかり書いていたせいか、広告も餃子のものばかり。広告というよりは逆に営業妨害になっているのではないかと懸念する。
2004-06-16 [長年日記]
_ [Life] 多忙
いままでは忙しかったけれども仕事は全部ちゃんとこなしてきていたのだが、最近は明らかにバックログが増加してきているので参る。プライオリティ付けして整理しないと早晩破綻するなこりゃ。
_ [Music] アンドリュー・ヒルについてのレクチャー
特異なジャズピアニスト・作曲家、アンドリュー・ヒルの音楽についてレクチャーをやります。6月26日(土)の15:30くらいから、四谷のいーぐるで。
ブルーノートの諸作から70年代の作品、近作とキャリア全体を大体カバーできるはずですが、例によって単純に聞いて楽しいものにしますので、土曜の午後という変な時間ですがヒルの音楽に少しでも興味がおありの方はぜひ。お代は1ドリンクオーダーということだったと思います。
私のシリーズではトリスターノ、サン・ラーときて最後がヒルというわけで、あまり脈絡もなく変なピアニストばかり取り上げているようにも見えるわけですが(いや実際そうなんだけど)、一応話者としてはそれなりに一貫性を持たせているつもりもあるのです。そのあたりは当日にでも。
2004-06-24 [長年日記]
_ [OpenSource] 日経産業とかエレコムの話
せっかく周りが盛り上がっていたのに、私は今日まで問題の記事を読んでいなかったのだが、献刊(というのかな)が届いたので読んだ。うーん。
私のコメントに関しては、まあ言った通りのことが載っていると思う(でも他にもっといろいろ話したはずで、そっちに力点を置いていたつもりだったんだが)のだが、梶浦氏のほうは正直言って本当にここまで無反省なことを言ったのか、という印象を受ける。記者の書き方が悪いんじゃないかな。
彼が交渉で出てきたのは最後のほうで、私と直接話していたのはもう一人別の人(そっちは学生時代GNU/Linuxをいじった経験があったらしい)だった。そもそもエレコムは結構対応がひどくて、最初代表に電話をかけたら総務部に飛ばされ、総務部ではラニード?とかいう部署に飛ばされ、さらに二三箇所(含む東京と大阪)をたらい回しになり、しまいにまた総務部に戻るというていたらくで、たまたまその人が戦略なんとかグループにいてことの重大性に気づいた、というような流れだったと記憶する。
まあ、いずれにせよエレコムの対応は、GNU/Linuxだの*BSDだのといったいわゆる「オープンソースOS」で商売したい向きには興味深い事例というか反面教師になるだろうから、ちょっとclarifyするメールを関係者に送って見た。もう少しネタが集まったらjlcに書きます。
つか暇がねえ。
_ henoheno [Laneedというのはネットワーク機器関連製品のブランド名です。エレコムのものだったというのは知りませんでしたが。 ..]
_ とおりすがり [スティーブ・レイシーのはなし、まじっすかー!?]
_ mhatta [とおりがかりさん、まじっすよ。例えばhttp://www.jazzhouse.org/gone/lastpost2...]