2004-06-12
_ [Music] The Birth Of Soul: The Complete Atlantic Rhythm & Blues Recordings, 1952-1959 / Ray Charles
とうとうレイ・チャールズまで死んでしまった。
このCD3枚組ボックスセットには、レイの音楽の一番美味しいところがあらかた詰まっている(残りはミルト・ジャクスンとの共演盤とかで、もちろん必聴)。ほんとに毎日聞いても聞き飽きない(体験者談)素晴らしいセットなので、まだ持っていないお前らは嫁を質に入れてでも買いなさい。「いとしのエリー」なんぞどうでもよい。
ちなみに、このAmazon.co.jpの写真だとえらいひしゃげて不格好なように見えるが、実物は縦がCD2枚分の長さの細長い箱できちんとしたデザインなのでご安心を。ロバート・パーマーが書いた詳しい解説が載っているライナーも、中身良しデザイン(タイポグラフィ込み)良しで文句無しにかっこいいです。リイシューはこうでなければ。
しかし、ビシビシとピアノでフィルインを決めながらあの独特の塩辛い声で歌われると、しびれるなあ。あと、お下品ソングのWhat'd I Sayはいっしょに歌えるようになるまで練習しないとだめです。リスニングの勉強、お子さまにもぜひ。
そういえば、大昔Mess Around(このセットだとDisc 1に入っている)の超かっこいいピアノソロを弾けるようになりたくて、コピーしてがんばって練習したんだが、どうもうまくいかなかったのを唐突に思い出した。ドクター・ジョンも名盤Gumboの中でレイのソロ(というか全体のアレンジも)をそっくりパクって弾いていて、ああ彼もきっとあの曲が好きだったんだろうなと思いました。はい、もちろんMess Around自体が実はカウ・カウ・ダヴェンポートのパクりなわけで、まあ音楽とか創造性て元々そういうもんだと思うんですけどね。