2012-01-08 [長年日記]
_ [Gadget] プラチナ プレスマン
シャープペンシルなど、小学生か中学生のころ以来まともに使ったことがなかったのだが、最近ではまた結構使うようになった。反故紙の裏にさっとメモ書きやらいたずら書きやらするには、裏抜けもしないしちょうどいいんですね。一般的なシャーペンの芯の太さは0.5mmだと思うのだが、水性ボールペンに慣れている身としてはもう少し太くてシュッと書けるのはないかと思い、別件で行った銀座伊東屋をふらふら見て歩いていたらこれを見つけたのである。
名前の通り新聞記者や速記者向けという触れ込みで、1978年からデザインが変わっていないというLAMYも真っ青の超ロングセラーだが、2~300円くらいのリーズナブルな価格だ。値段にふさわしく見かけは何の変哲もない安物シャーペンだが、0.9mmの2Bという、太くて柔らかい芯が使える。製図用などではもっと太い芯もあるが、これ以上になると芯の先をいちいち自分で削ったりしなければならないので、実用性という点ではこのあたりが限界だろう。なお、0.9mmの替芯自体は普通に市販されているが、プレスマンの専用替芯というのもあり、普通の芯より長いらしい。
私は全然知らなかったが、プレスマン信者のような人がかなりいて、その筋では有名なものらしい。確かに、ちょっと今まで体験したことがない不思議な気持ち良い書き味である。世の中広いですね。