2015|08|
2006-10-02 [長年日記]
_ [Music] Drifting / Walter Norris
去る9月28日、ハンガリーのベーシスト、アラダール・ペゲが亡くなったそうだ。66歳。「ベースのパガニーニ」なる異名を取ったテクニシャンで、ジャズのみならずクラシックの世界でも活躍した。世界的にはニューヨーク・タイムズに死亡記事が出るくらいの有名人なのだが、日本での知名度は皆無に近いと思う。
個人的には前掲の記事中にもあるアメリカ人ピアニスト、ウォルター・ノリスとのデュオが一番気に入っていて、音量を上げてもあまりうるさくないのでナイトキャップ・ミュージックとして寝る前に良くかけている。この作品では前半3分の2をやはりヨーロッパ出身のベースの名手ジョージ・ムラーツが弾き、最後の3曲だけペゲ(しかもライヴ)が弾いているのだが、音楽的なアプローチこそだいぶ違うものの、どちらもノリスの流麗で整ったピアノとは相性がぴったりだ。いくつかの曲は嫌味にならない程度にエキゾチックな曲調/アレンジで、これも加点対象。おすすめ。
偶然ですね。かなり「マイナー」なアルバムですが、私も愛聴しています。というか、「いーぐる」の低音チェックには、これを使用しています。
そうなんですか。エンヤのピアノものははずれがないのと、あとピアノものに限らずエンヤのCDは流通が悪くて見付けたときに買わないと二度と見付からないことが多いので、一時期じゃんじゃん買っていました。これもそのうちの一枚だったと思います。