2004-05-05
_ [Music] Hand To Hand / George Adams & Dannie Richmond
Amazon.co.jpでは在庫切れになっているのだが、HMV.co.jpで注文したら数ヵ月かかってつい最近ようやく届いた。Soul Noteも同じイタリアのRedやデンマークのSteepleChase同様、一時的に品切れにはなっても絶対に廃盤にはしないレーベルのようである。偉い。
以前後藤雅洋さんがどこかで推していて、それ以来聞いて見たいと思っていたのだが、さすがに充実した噂どおりの快作だった。この内容なら暑苦しいジャケットにも負けない。ジミー・ネッパーとの2ホーン編成だが、アダムスのテナーが燃える燃える。ちなみにヒュー・ローソン (p)のオリジナルが二曲(The CloockerとJoobubie)演奏されているが、これらはモンクとの共演で知られた故チャーリー・ラウズの1977年のリーダー作でも取り上げられている。
2006-05-05
2010-05-05
_ [Food] スターバックス ヴィア
スターバックスがとうとう出したインスタントコーヒーなんだそうで。友人のアルファブロガー、ヨコタンこと横田真俊氏が絶賛していて、まあ根がミーハーなものだから散歩がてら近所のスタバまで買いに行ったわけです。
コーヒーの評価は個人の味覚に大きく左右されるだろうから、あらかじめ私の個人的好みを述べておくと、
- 基本的にコーヒー好きなので、あれば何でもつべこべ言わずに飲む。紙カップ自販機可。ブラックなら缶コーヒー可(マックスコーヒーくらい開き直っていれば甘くても可)。安物のコーヒーメーカーで保温のまま放置されて煮詰まった、つやつや黒光りする怪しげな液体でも可。ただしデカフは不可。
- とは言え、キリマンジャロやモカのような酸味のあるものはやや苦手。
- 自宅ではたいていマンデリンの深煎りを飲んでいる。ものすごく安い豆ですけど…。コーヒーメーカーはデロンギのゴールドフィルターな奴(デロンギ 保温ポット付コーヒーメーカー CM336N)。何年も使っているがこれは絶対のおすすめ。
という感じ。
1ケース3本(すなわち3杯分)入りで300円というかなり強気の価格設定で、コロンビアとイタリアンローストという二種類がある。とりあえずイタリアンローストのほうを飲んでみたが、お湯を注いだ直後の香りなんかには、おっと瞠目させるだけのものがあるのですね。へえ、ほんとにスタバのコーヒーみたいじゃん、というような。ただ、その香りはこけおどしというか、すぐ無くなってしまうので、後はなんだかしょんぼりしてしまうのだった。
コーヒーそのものの味は、苦味がガツンと強く酸味がほとんどない私好みのもの。とは言え、普通のインスタントとそれほど違いがあるとは言えないと思う。うーん、まあ、諸々総合して考えても、ちと高いんじゃないすか。
_ [Jazz] Thad Jones Eclipse
俗に「積ん読」というが、このところ本当に積ん読積ん聴であって、自宅の机の脇には読んでいない本やらCDやらがうずたかく積もるようになってしまった。なまじちゃんと読んだり聞いたりする時間が無いなら買わなければ良いのだが、どうも私はストレスを物欲の発散で紛らわせるようなところがあるらしく、ちょっと目に付くものがあると後先考えずにAmazonでワンクリックバイしてしまうのである。まあ根がケチなので、どのみちあまり高いものは買わないのだが…。それでもこのところようやく少し生活が落ち着いてきたので、ぼちぼちと溜まったブツを消化しているのである。
で、とりあえず今聞いているのはこのCDなのだが、これはなかなかおもしろい。メル・ルイス(ドラムス)と長らく「サド=メル」ビッグバンドを率いた名アレンジャーのサド・ジョーンズが、唐突に渡欧してデンマーク・コペンハーゲンに住み着いたのは1978年のこと。その後1986年に亡くなるまで何をやっていたんだろうと思っていたのだが、現地でもビッグバンドを結成して演奏を続けていたのですね。そのバンド名がEclipseというわけである。
このCDは1979年のスタジオ録音と1980年のライヴ録音を合わせたものだが、サドはこの後1984年にもう一枚、Three and Oneという作品を残していて、正式にはこちらが遺作となる。ただ、あれはワンホーン・カルテットの作品だったので、ビッグバンドもののリーダー作としてはこれが生涯最後の作品となるわけだ。前半のスタジオ録音もまあ悪くはないのだが、個人的な聞き所はやはり後半のライヴ。正直結構粗いところもあるのだが、ティム・ヘイゲンズ(トランペット)やサヒブ・シハブ(サックス)、ホレス・パーラン(ピアノ)、エド・シグペン(ドラムス)といったなかなか贅沢なメンツを揃えているので、聴き応えは十分ある。特に冒頭を飾るシハブ作のBaby, I Can't Get Over Youという曲が私の好みにどんぴしゃりの脳天気な曲で、思わず何度もリピートして聞いてしまった。最後を飾るサドのMy Centennialもじわじわと次第に盛り上がっていく名演。
2011-05-05
_ [Gadget] ラップトップを持ち歩くためのカジュアル鞄その1
ここ数年、13.3インチ(ワイド)というサイズのラップトップを愛用している。12インチではちょっと狭いが、15.6インチ以上だと持ち歩くには厳しいというところがあって、経験上これくらいがちょうど良いのである。私が今使っているのはASUSのU30JCというやつだが、MacBook Proも13.3のモデルがあったはずだし、世間的にも人気があるんじゃないですかね。
で、これを持ち歩く鞄が欲しいということになるわけだが、スーツに合わせるナイロン製の黒いビジネスバッグなら安いのから高いのまでツクダニにするほどある一方、私の普段着である、シャツにチノパンにスリッポン、みたいなだらしない格好に合うものはあまり無い。リュックやショルダーバッグというのも選択肢の一つだし、実際今までは自転車乗りということもあってクランプラーのバックパック(Karachi Outpostと同じタイプの旧モデルBase Toucher)を長年使っていたのだが、そろそろ手提げメインの鞄も欲しいなあという機運が高まってきていた。加えて、とある事情でちょっとしたお小遣いが出来たのに、この1年ほど仕事が溜まって遊びに行くことすらおぼつかない有様ということもあり、10万くらいは散財してもいいやというヤケクソな気分になっていたのである。結果として、ナイロン鞄と革鞄、まとめて2つも鞄を買う羽目になってしまったのだった。げに恐るべきはネット通販と言えよう。ちなみに10万は越えませんでした。
とりあえずナイロン鞄のほうだが、SLOWxBEYES セルスパンナイロン3wayバッグのタンというのを買った。SLOWという日本の若いブランドが、BEYESというセレクトショップの特別注文(最近では「別注」というのですね)で、通常バージョンとは色や一部素材を変えて作ったもののようである。ちなみにBEYESのECサイトは面白法人カヤックが手がけたと思しく、一風変わっていてなかなかおもしろい。
手提げやショルダーに加え、いざとなったらリュックにもなるという3wayバッグは、いささか野暮ったいとは言え便利な代物で、私などはビジネスバッグと言えば3wayものばかり買っているくらいだが、おかげで先日の大震災でも、職場から自宅まで20km以上歩いて帰るのに大変役立った。とは言え、大方の3wayバッグは黒一色のいかにもビジネスライクなものばかりなのが不満だったのだが、このSLOWのバッグは浅黄色というか山吹色というか独特の色合いで、それだけでもかなり珍しい。セルスパンナイロンという素材についてはよく知らないが、ようするに肌理の粗いざっくりとしたナイロンなので、照明の当たり具合でかなり生地の表情が変わるのも良い。それなりに防水性もあるようだ。懸案のラップトップ輸送問題だが、少なくとも私のU30JCであれば、同じ素材で作られた別売りのSLOWxBEYES セルスパンナイロンバッグインバッグ(L)にぴったり収まる。これにはウレタンパッドのクッションが入っているので、耐衝撃性も若干はありそうだ。ネットブックならB5サイズのSLOWxBEYES セルスパンナイロンバッグインバッグで入るだろうし、ACアダプタを持ち歩きたい人ならSLOWxBEYES セルスパンナイロンバッグインポーチもある。
まあ、普段使いのブリーフケースとしてはやや大きすぎだったり、縫製等は比較的しっかりしているものショルダーベルトのナスカンがプラスチックだったり、重いものを運ぶという実用面に関しては不安が無いわけではないのだが、黒やネイビー以外の色の3wayバッグを探している人にはぴったりだと思う。もちろんヘビーに使っております。
ということで、現実逃避はこのくらいにして次回に続くのである。
_ mazurkja [description fZOurBDyB3pC http://tinyurl.co.uk/foks]