2015|08|
2007-06-20 [長年日記]
_ [Music] Earth Jones / Elvin Jones
エルヴィンがドラムスなのはもちろん、ベースにジョージ・ムラーツ、ピアノにケニー・カークランド、そしてフロントはデイヴ・リーブマンに日野皓正という今から思えばちょっとしたオールスター・グループによる1982年の作品。なかなかCDにならなかったのであまり知られていないが、演奏は熱気に満ちているし、雄大なスケールと疾走感に満ちた1曲目Three Card Mollyを筆頭に選曲も良い。エルヴィンのリーダー作では個人的にはこれが一番好きだ。
全員光っているが、やはり日本人としてはヒノテルの活躍ぶりがうれしい。日野さんは今まで何度か生で見たことがあるのだが、タイミングが悪かったのか正直イマイチな演奏が多かった。しかし1970年代から80年代初頭にかけて、それも特に他人のリーダー作に参加したものはとんでもないものがいくつかあって、ここでも尋常ならざる気合を込めてコルネットを吹き抜いている。屈折しまくったリーブマンのソプラノも気持ち悪くて最高だ。大音量で聞くとスカっとします。