My Human Gets Me Blues

Syndicate RSS Syndicate LIRS

2003|02|03|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|05|06|07|09|10|11|12|
2006|02|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|08|09|10|
2010|05|06|
2011|04|05|09|10|12|
2012|01|10|12|
2015|08|

2006-11-15 [長年日記]

_ [Music] Speak Low / Walter Bishop Jr.

スピーク・ロウ+3(ウォルター・ビショップJr./ジミー・ギャルソン/G.T.ホーガン)

キースもメルドーも大して好きではないとか言うとじゃあお前が本当に好きなのはなんだと言われそうだが、実のところそもそもピアノ・トリオという形式自体そんなに好きではないのである。パウエルやモンク級ならともかく、ピアノ・トリオ、それもECMあたりの奴や最近のニューヨークの若手とか、なんであんなに辛気くさいのかが私には分からん。弾いている連中はあれで楽しいのだろうか。なんとなく知り合いに大量に敵を作ってしまったような気がするが、でもホーンなりなんなりが加わってガンガン弾き倒している奴のほうが派手で楽しいじゃないですか。

そういう私が、無条件で支持するピアノ・トリオはたとえばこんなのだ。濁ったピアノに唸るベースにおかず満載のドラムス。コレですよコレ。

ところで、なんでこんな有名盤を今さら取り上げる気になったかと言うと、まあたまたま聞いていたというのと、Amazon.co.jpで調べてみたらどうやら今廃盤になっているらしいのですね。信じられん。こういうものを廃盤にしてはいけない。