2015|08|
2004-08-04 [長年日記]
_ [Reading] マルタの鷹 / ダシール・ハメット (村上啓夫訳)
すっかりくたびれはてて午前様で帰宅し、帰りがけに買った紀文のうなぎ入りちくわをかじり、ついでにブックオフで仕入れたこの古本とタオルを持って風呂に入ったのが午前1時くらいのことだ。そして出てきたのはついさっき、午前4時くらいである。それまでずっと湯船で読んでいたわけだが、こいつはたまんねえ。確かに傑作の名にふさわしい。一気に読み切ってしまった。お前らも読みなさい。ハンフリー・ボガード主演の映画は見たことがある人が多いかな?
しかし、他にやることはいっぱいあるわけで、おまけに今日は格別に忙しいのだが、これから少し寝ます。世評もたまには信じてみるもんだね。
ハメット(・∀・)イイ!<br>この時代のハードボイルドって、意外に俗物な主人公が多いんだけど、この作品もそういう色彩が濃いのだと思うですよ。
うーん、スペイドの人物造型もさることながら、とにかく次から次へと違う場面をテンポ良く繰り出して読んでる奴の関心をつなぎ止める筆力が大変なものだと思いますよ。ある種の職人芸とも言えるが。