2003-12-14 [長年日記]
_ [Life] 近況
雑用と課題に追われております。しばらく身動きとれません。
書きたいことはいくつもあるのだが、ちゃんとまとめている時間がしばらくとれないので、まとめて。ちなみにjlcで書いていたGPL話の続編は鋭意執筆中であります。
すでに旬はとうに過ぎた話題だが、クリエイティヴ・コモンズのミーティングに行ってきました。ああいう場を用意してくださったこと自体は素晴らしいと思うのだけれど、そもそもCC自体について説明をする必要があったのか疑問。そこそこ予備知識のある人ばかりだったようだし、いきなり質疑応答じゃまずかったんだろうか。
一応最後に質問したのだが、何というか、うまくはぐらかされてしまったなあ、という気がする。レッシグ自身はおそらく私の聞いたことの意味がよくわかっている。わかっているからこそ、ああいう答え方をしたのだろうと思うけれど、どうも日本のCC関係な方々は私を金の亡者か何かだと思いたいらしいので、うんざりする。ええそうですとも私はお金欲しいですよ(笑)。少なくとも食って行けるくらいはね。それはそんなにおかしいことなんだろうか。
オープンソースが普及するとプログラマの仕事がなくなるとか心配している人が、今のままではCCを適用すると専業のauthorや流通を担う連中は食っていけないということに全く気づいていなさそうなのは、一体どうしたことなんだろう。みんなレッシグシンパになればいいわけ? それとも物書きやミュージシャンはみんなバイト必須? 特にメディア企業、奴らは社会の寄生虫か何かなのでとっとと失せろという感じなのかな。でも、彼ら自身帰結を容易に予想できるんだから、そりゃ死に物狂いで抵抗するでしょうよ。結局、やみくもな著作権強化の動きに拍車をかけることにはなれ、歯止めをかけることにはならないんじゃないだろうか。CCの目的とは一体何なんですか? プロ市民じゃあるまいし、理想は主張するだけでなく、実現してこそ意味があると私は思う。といいつつ、悲観論にも書いたように、私にもどうしたらよいのか具体的な答えはないのだが。
というあたり、CC悲観論の続編を書く書くといいつつ、なかなか書けないのでした。というか、すでにあれで書きつくしてしまったような気もする。
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