My Human Gets Me Blues

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2003-10-11

_ [Life] 寝坊

いくら休日とはいえ起きたら正午を回っているというのはひさしぶりだ。やれやれ。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ anonimous [Those average every day people also used that exact same h..]

_ anonimous [apple also used that exact same http://emilio.250Free.com/..]

_ anonimous [Every day people also used that exact same http://hawley.2..]


2004-10-11 シュウ!

_ [Life] 体調不良

風邪を引いて二日棒に振る。せっかくの連休なのに。

_ [Music] goldfish bowl / Crazy Ken Band

ゴールドフィッシュ・ボウル(クレイジーケンバンド/横山剣/小野瀬雅生)

あまり話題に上らないようだが、個人的には、クレイジーケンバンドのアルバムとしてはこの「ゴールドフィッシュボウル」が一番好きだ(出たのもう5年前なんですね…)。特に前半、「昼下がり」「ウォーカーヒルズ・ブーガルー」「箱根パノラマ・ゴーゴー」といった強力な楽曲が続くあたりの流れがいい。洋楽好きにはたまらんでしょう。中西圭一が吹きまくる「SEX WAX」も当然良い。

大昔のレココレで初めてCKBの広告を見たときは、なんちゅうか、本当にキワモノという感じでどうかなと思ったんですが、やっぱいいっすねえ。過去の遺産のリサイクルと言われればまあ、その通りのような気もするし、最新作を聞くとちょっと辛いところにさしかかっているような気もするが、まだまだいけそう。

_ [OpenSource] 縦割りで階層社会なオープンソース?

otsuneさんの日記から、日本のMozilla開発者の方々が「Mozilla オープンソースソフトウェアプロジェクトに向けた組織的、法的、そして財政的支援を提供するために設立された米国 Mozilla Foundation の公式アフィリエイト」であるMozilla Japan不満を持っているという話を知った。

もじら組は縦割りで連携がない問題がありましたが、Mozilla Japan は階層社会のようで実務担当者に権限がありません。」

バザール開発(別にオープンソースに限るまい)というのは、開発者同士の風通しがよくないと機能しない。当然縦割りだの階層が固定された社会だのではうまくいくはずがないのだが、いったいどうなっているんだろう。まだあまり詳しい事情を知らないので深入りしないが、そもそもオープンソースでなんらかの団体を組織するのは、開発者がより楽で気持ちよく作業できるようにするためであって、開発者の役に立たない「公式」団体など本末転倒、邪魔をするならむしろ有害な存在といわなければならない。

同じ方が

まともな企業だったら現場より先にムダに偉そうにしているスタッフが真っ先にリストラされますが、非営利団体の場合はどうなんでしょうね?

とおっしゃっているが至当である。どうやらここに名が挙がっている人々のようだが、おっしゃる通りなら当然叩き出すべきであろう。まあ、その前によくやる手はforkですけど商標握られてると面倒かな?

それはそうと、Mozilla Japanがらみがどうなっているか大変興味深いので、メール(この日記へのツッコミでもいいが)で内部通報を求む。秘密厳守。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ mhatta [kishida0こと岸田昌己さん、 > HOTTAさん 私はHATTAです。 > 問題があるなら問題を解決する..]

_ kishida0 [まず,聞くべき所と言うものがあるはずです. 書かれた内容は,聞いてから書かれたものとは思えません. 報道には裏付けが..]

_ nude-patrick-tera-1512 [Thanks, it was very interesting]


2007-10-11

_ [Music] Indent / Cecil Taylor

Indent(Cecil Taylor)

セシル・テイラーのソロ・ピアノというと、もう長いこと私はSilent Tongues(Cecil Taylor)を愛聴しているのだが、このところはこちらをよく聞いている。買ったばかりのころは今ひとつ親しみにくい印象があって敬遠していたのだが、最近ではこれもいいかな、と思い始めた。

ちょっと聞いただけでは金太郎飴の如くどれも同じに聞こえるセシルの音楽だが、やはり人間のやることだけに、出来不出来は言うに及ばず、作品によって質というか肌触りの違いみたいなものがある。そういう意味でSilent Tonguesは、センチメンタルというか、セシルの作品群の中ではかなり叙情的な方向に針が振れた音楽ではないかと私は思う。言い方を変えれば、セシルの作品にしては「甘み」が感じられるということだ。あれのどこがだよ、と難詰されると言葉に窮するのだが、何度も聞いてたどり着いた結論なのでいかんともしがたい。

で、こちらはどうかというと、これはセシルにしても甘さひかえめというか、もう頭から尻尾までハードボイルドな展開である。いつにも増してタッチは強靭、フレージングは精確、とにかくビシビシとピアノを痛めつけていく。すべての音が、ある内容を表現するために、音色音量音程含めて完全にコントロールされている、という印象。セシルのピアノを聞くと、十分油が注されて黒光りした鋼鉄機械が高速動作している、というイメージが頭をよぎるのだが、機械的ではあっても無機的ではないというか、むしろ妙に生々しいのがカッコいい。

そういえばいつも不思議に思うのだが、この人は高音域と低音域で明らかに音色というか、ソノリティが違う。ピアノを二台並べて左右の手で使い分けているように聞こえることすらあるのだが、もちろんそんなことはあるまい。たぶんペダルの使い方なんだろうな。

_ [Mingus] Village Vanguard 1975 / Charles Mingus

最近はマイルズのみならずジャズ系のブートが数多く出現するようになってきたが、ミンガスのブートも結構な枚数が出回っている。これは1975年4月15日「ヴィレッジ・ヴァンガード」出演時の記録(2枚組)。オーディエンス録音だが、下手なサウンドボードものよりもはるかに迫力のある音で録れていて驚いた。録った奴の座っていた位置が良かったのだろうか、バランスも申し分無い。正味の話、公式に出たミンガスのライヴ録音の大半よりも音質が良いような気すらする。

この時期のクインテットはジャック・ワルラス、ジョージ・アダムスという強力なフロントにドン・プーレンのピアノ、御大のベース、そしてダニー・リッチモンドがドラムスという強力な布陣で、おそらく1964年のドルフィー入りセクステット/クインテットを除けば、ミンガスが持った最強のレギュラー・グループだろう。ここでの演奏ではとにかくリッチモンドが冴えていて、バックから全員を強烈に煽りまくる。8ビートで料理した「フォーバス知事の寓話」(おじさんたちが叫んでいる歌詞から判断するにここではFables of Nixon, Rockefeller & Ford, Oh Lord, Help Mr. Fordと改名)がとにかく素晴らしい。カッコよさという点ではおそらく今まで聞いた「寓話」の中でピカイチだ。しかも16分でスパッと終わる! 40分とかだらだら続かない!

唯一の欠点は、2枚めになるとやたら客の会話がうるさいことだが、まあこれはしょうがないですな。しかし、この客ども、わざわざ金払ってライヴ聞きに行ってるのだろうに、なんで演奏中にぺちゃくちゃしゃべっていたのかなあ。金がもったいないではないか。