2004-05-23
_ [Life] ろくでもない人生
結局バッドプラスのライヴには行けなかった(宮尾さんすみません)し、へんな習い事を始めてしまったし、へんな女の子を好きになるし、相変わらず原稿は書けないし、修論のサーベイも進まないし、どうも人生がまずい方向に向かっているような気がする。まあまずい方向に向かっているのは今に始まったことではないのだが。
_ [Sun Ra] Calling Planet Earth / Sun Ra
今日はサン・ラーの(地上では90回目の)生誕節なので、一日中彼の音楽ばかり聞いていた。この3枚組CDは、1971年のデンマーク・ツアーの最中どうしてもエジプトに行きたくなったサン・ラーが、旅費の足しにするためコペンハーゲン空港でブラック・ライオン・レーベルに売り飛ばしたライヴ・テープをまとめたもの。1966年から1971年あたりまでの演奏の寄せ集めだが、内容的には素晴らしいものが多い。
例によってAmazon.co.jpでは品切れのようだが、組ではなくバラなら輸入盤を扱っている店でたまに見掛けるので、見付けたら買って損はないと思う。ジャケットはエヴァンゲリオンの綾波レイみたいな女の子のネガ写真で、かなりわけがわかりませんが、妙にマッチしていると言えなくもない。ブラック・ライオンにはあともうCD1枚ぶん未発表音源があるはずなのだが、早く出してくれんかのう。
2010-05-23
_ [Jazz] Star Highs / Warne Marsh
1987年の暮れ、出演中のクラブのステージ上で「Out Of Nowhere」を演奏中に倒れるという劇的としか言いようがない死を迎えたウォーン・マーシュは、好きな人はひたすら好きだし、嫌いな人はひたすら嫌いという、好みがはっきりと分かれる人だと思う。私はというと、好きは好きなんだが、なぜか体調によってはついて行けないことがたまにある。うねうねとマシュマロというかワタアメのごとくつかみどころのないソロ・フレーズ自体はいつ聞いても特に気にならないのだが(むしろ気持ち良い)、リズムへの独特のノリには、ついて行けるときと行けない時があるのだ。
とは言えこの1982年録音のアルバムなんかは誰がいつ聞いてもあまり違和感ないのではないかと思うが、その理由はたぶん安定感抜群のリズムセクションにあるのだろう。ハンク・ジョーンズ、ジョージ・ムラーツ、メル・ルイスという組み合わせは当たり前なようで割と珍しいはず(ベースとドラムスはたぶんメル・ルイス・オケの巡業でヨーロッパに来ていたんじゃないかと思うのだが、ピアノはなぜハンクだったのだろう?)だが、とにかくマーシュが何を仕掛けてきても全くペースを乱さずに平然と対応してしまうので、こちらは落ち着いて聞いていられるのである。マーシュはドラマーにメトロノームのごとき硬直したリズムキーピングを要求したことで悪名高いが、メルのようにきっちりリズムを堅固に維持しつつ多彩なおかずを取り混ぜて攻め込んでくる人なら、喜びこそすれ特に文句はなかったに違いない。個人芸では、「Moose The Mooche」でのハンクのソロが実に素晴らしい。
Before...
_ mhatta [宮尾さん、菊池成孔さんのライヴもそうですが、やはり女の子を引っ張り込めない音楽はゴミだと私は確信しました。]
_ TFJ [今度の土曜日はたぶん渋谷にいますが、おそらく夕方はワンラブジャマイカフェスティバル@代々木公園で踊ってるのではないか..]
_ yoosee [あぁ、至言だ > 女の子を引っ張り込めない音楽はゴミ まぁ女の子の音楽の趣味にも色々あるわけですが...]