明日が締切の原稿がなかなか書けず苦しんでいる。気合を入れるため、もう夜中なのにでかい音量でこれを聞き始めた。音質が良くないライヴ盤は、とりあえずむやみにでかい音で聞くとなにがしか分かることがある。これも例外ではなく、My Favorite Thingsで長いベース・ソロの後せり出してくるコルトレーンのソロは、なんというか理屈抜きですげえ。でも、こんなものに聞き入っているとやっぱり原稿書けない…。
コルトレーンを聞いていたら疲れ切ってしまったので、次はやや軽めのこれを。冒頭からしてやっているのがフィフス・ディメンションのあの曲なのですが、脇を固めているのがシダー・ウォルトンやタル・ファーロウといった名人級なので、押さえるべきところは押さえた締まった出来になっている。サァニー(勝新風)も入っているでよ。
日本盤では、「風の歌を聞け」を発表した直後の村上春樹がなんとも軽い落語風のライナーノーツを書いているあたりも面白い。
八田真行の昔の日記です。もう積極的には更新していません。新しい記事は移転先のWordPressかHugoを参照してください。