2004-09-05 [長年日記]
_ [Food] ピッチーファー 2th
タイ料理の名店。たぶん初めて行ったのだが、何を頼んでもうまい。特に空心菜のサラダが良かった。おまけに、さんざん飲み喰いして一人4000円強。安い。
しかし、それにしても、なぜ2ndではなく2thなのか。
ピッチーファー 2th
〒160-0023 新宿区西新宿1-4-5 明広ビル5F
Tel 03-5326-8588 FAX 03-5326-8571
11:00-15:00 (ランチタイム)
17:00-23:00 (ディナータイム)
年中無休
_ [Music] Bebop / Bud Powell
最近Concordに買収されたFantasyが、ここ数年バド・パウエルのMythic Sound音源をぼちぼちと再発している。これはそのうちの一枚。
「Mythic Sound」というのは、Black Saintレーベルの創始者でもあるジャコモ・バッティステラが運営していたイタリアのレーベルで、1980年代から90年代初頭にかけ、晩年のパウエルの後援者フランシス・ポードラが秘蔵していたプライベート録音をリリースしていた。バラでも出ていた(今でも中古屋でたまに見かける)のだが、それらを集大成したのが「Earl Bud Powell Pure Genius Always」というボックスセットである。私が持っているのは1990年にミュージック東京という会社が300セット限定で出した日本盤(CD10枚組)なのだが、どうやら11枚めが存在するらしい(Gift for the Friends, 60-64 / Earl Bud Powell, Vol. 11)。とはいえ、日本屈指のパウエル・フリークのはずの後藤雅洋さんすらその存在はご存じなかったので、出る前にMythic Soundが潰れたという可能性もある。このあたり、よく分からないのでVol.11を持っている方は教えてやってください。
その後1997年にポードラは自邸で首吊り自殺し、また上で触れたようにMythic Soundも活動を停止してしまったので、こういった音源はしばらくの間入手困難だったのだが、マスターテープ自体は死ぬ前にポードラがパウエルの娘のセリアに渡していたらしい。そこで、今回はFantasyがセリアから直接許可をもらって再発にこぎつけたということのようだ。ただし、オリジナルの10枚(ないし11枚)という構成は踏襲せず、内容の良いものだけを選り抜いて出すという方針らしい。しかし、そもそもこんなものを買うのは相当なパウエル・マニアなだけだろうし、マニアというのは大体において「コンプリート」に拘るものなので、これが賢い判断なのかどうかはよくわからない。個人的には、バラで出すのは構わないが、きちんとクロノジカルな形でまとめなおしてボックスセットでも再発して欲しいのだが。
閑話休題、このCDには1948年のロイヤル・ルーストでの放送録音と1964年のフランス・エデンヴィルでのライヴを中心として、パリでのライヴ録音が数曲収録されている。音質は大して改善されていない(変なノイズ・リダクションをかけたのか、前よりもシンバルの高音などがキンキン言うような気がするが気のせいか?)が、そもそもこの手のもので音質を云々言ってもしかたがない。
目玉としてはHot Houseの完全バージョンということになるか。確かにこれまでリリースされていたものよりも数分長い。Mythic SoundのHolidays in Edenville, 64 / Earl Bud Powell, Vol.8に収録されたバージョンと比較すると、パウエルとジョニー・グリフィンらとの会話が省かれた代わりに、以前はフェイドアウトで終わっていたその先が復元されたようだ。Salt Peanutsのイントロ最初の数小節が復元されているのも個人的にはありがたい。1948年のセッションに関しては、リー・コニッツとの唯一の共演が聞けるというのが興味深いと思う。見事なまでに水と油ですけど。
ぴっちーふぁー!良かったか?僕先週ランチにいってかなり失望したけれど。。夜行くべきなのかな。。
儂はランチに行ったことがないので知らん。昼は作り置きなんじゃないの。