2003-12-31 Everything Happens To Me
_ [Life] 今年を振り返る
大晦日である。プライベートではろくなことがない一年だったわけで、そういうのはいまさら言っても詮無いことなので書かないが、(半)公的な活動は非常に活発かつ楽しめるものばかりだった。おそらく、こんなに面白い年はもう二度と来ないだろう。2003年は私にとって忘れ得ぬ年となったと確信する。来年も、できれば同程度には楽しい年にしたい。
今年やったこと:
- ハック(今年の後半はペースが落ちた。とりあえずGNU a2psをなんとかせねば)
- 雑用(雑用の量はえらい増えた)
- 講演1(オープンソースだのライセンスだの。しかしようしゃべったなあ)
- 講演2(音楽関係。最近ちょっとサン・ラーが流行ってきたのでうれしい)
- 原稿執筆(来年はもっと量を増やしたい。お仕事募集中)
- 翻訳(最近さぼっている。バイトを増やしたいところ)
- 書籍監修(今年だったか去年だったかあまり覚えていない)
- 書籍執筆(これは実は来年だ)
- 筆禍を招く(坂村さんには申し訳ないことをしたが高木さんから返事がないのは少々失望した)
- 勉強(まあこれが商売なので)
- 失恋(彼女絶賛募集中)
さぼったこと:
- 音楽活動(ピアノかオルガン弾きたい)
- 勉強(論文読まんとなあ)
- ダイエット(食中りはダイエットに効くことが判明)
まあ、見返すと我ながら良くがんばったと思う。少なくとも、不出来な院生にしては上出来な部類だ。
いずれにせよ、私よりはるかに能力の高い(あるいは、少なくとも当人はそう思い込んでいる)人々が、ただ冷笑するだけで何もしようとしないのを残念に思う。とりあえず踊ってみなさい。もちろん、踊らないのも一つの選択だが、つまんないよ。それが、私がここ数年で学んだ最も重要なことだ。
というわけで、皆さまよいお年を。今年一年お付き合い頂き、ありがとうございました。
2011-12-31
_ [Jazz] Storyteller / Jim Hall
1981年のCirclesと1989年のAll Across The Cityをカップリングした2枚組。お買い得な上に両方とも今となっては単体では手に入りにくいのでありがたい。
CD1のCircles相当分は、基本的にホールのギター、ドン・トンプソンのベース、テリー・クラークのドラムスというギター・トリオ編成なのだが、トンプソンは裏芸のピアノも弾く。「も弾く」どころか、1曲目の(All Of A Sudden) My Heart Singsなどでは全面的にトンプソンのピアノがフィーチャーされており、別途ベーシストとしてルーファス・リードが加わっているくらいである。で、この演奏がものすごく爽快でかっこいい。途中急速テンポに切り替わってからが聞きどころ。
私のような雑駁な耳の持ち主にとっては、1枚通してこの調子だったらもっとうれしかったのだが、2曲目以降は、いかにもいつものホールという感じの、エッジを丸くした独特のギターの音色が楽しめる地味でじっくりした演奏。まあ、これはこれで大晦日の夜とかに聞くにはちょうどいいんですけれども…。
CD2のAll Across The CityはCirclesの8年後の作品。ギル・ゴールドスタインのキーボード、スティーヴ・ラ・スピナのベース、テリー・クラークのドラムスというカルテット編成。これまた地味ではあるけれども、都会的洗練の極致みたいな音楽で、かつ音楽的な中身も濃いので、こういうのが好きな人にとってはたまらんのだろうなあ、というのは私でも分かるのだが、一枚通して聞くのは個人的にはちとつらいっす。渋いバーとかでこういうのが静かに流れていたらしびれるかもしれませんね。80年代のキーボードを多用した作品は、今聞くと異様に古くさく感じられて聞くに耐えない場合もあるのだが、ゴールドスタインのキーボードの使い方はつぼを心得た控えめなものなので、今聞いてもあまりズレを感じさせない。
_ Slushay Ara [<a href=http://brave--sex.com>http://brave--sex.com</a>]