2004-04-16
_ [GNU] Slashdot | Injunction to Enforce GPL
GPL'dなソフトウェアを組み込んだ製品(具体的には無線LANのAP)を頒布し、かつソースを出すのを拒んでいた企業に対して、ミュンヘンの裁判所が出荷差止の仮処分を命じたという話。とうとうGPLの法的な有効性が正面から問われる日がやってきた。
今までたいていこの種の話は当事者間のお話し合いで片がついていたのだが、今回は被告のSitecomが頑張って抵抗してくれたために裁判沙汰となったようだ。ありがとうSitecom! どこの会社か知らんけど。
さて、そうなると例のエレコムのルータの件はどうかということになるのだが、あれは一応裏でここ数週間くらいごちゃごちゃと交渉しているので、もう1週間くらい待つよろし。決裂したらそのときはそのときということで。
2007-04-16
_ [Music] Blue Note Plays Ray Charles / V.A.
ブルーノートへの録音を中心に、レイ・チャールズゆかりの曲を集めたコンピ。御大自身も冒頭の1曲に参加している(1989年、ルー・ロウルズとの共演)。
「ブルーノート・プレイズ・なんちゃら」というシリーズはずいぶん昔から結構な枚数が出ていて、「なんちゃら」の部分には最近だとバカラックとかビートルズとかジョビンとかスティーヴィーとかプリンスとかスティングとか、その辺が入るわけだ。発想としては「JAZZで聞くモーニング娘。」(そんなものがあるのかどうかは知らないけれど)とか、駅の構内で1000円均一で売っている怪しいコンピとか、そういうのとさして変わりないのですが、どうやら選曲はマイケル・カスクーナ本人がやっているようなので、さすがに一ひねり二ひねりしてあって意地悪な聴き込みにも耐える。例えば5曲めの男性歌手ビル・ヘンダースンとジミー・スミスの共演などはシングル盤でしか出たことがないセッションで、CDだとここでしか聞けないようだ。まあ、安易と言えば安易な企画もので、涙が出るほど出来が良いというわけでもないが、ソウルやR&B、オルガン・ジャズが好きな人なら買っても損はしないでしょう。
個人的には、1962年にシングル盤で大ヒットしたというジミー・マグリフの出世作I Got A Womanが聞けたのが良かった。実は機会がなくて、今まで聞いたことがなかったのです。ああこれは売れるだろうな、という感じのノリノリの曲でした。