2003-09-09 死ぬときは誰だってねむい
_ [Music] I'll Sleep When I'm Dead (An Anthology) / Warren Zevon
先ほどWarren Zevonが亡くなったようだ。去年の暮れの段階で末期の肺癌、あと1ヵ月もたないと言われていたのだから長持ちしたほうだろう。
まあ他人の死ほどどうでもいいことはないが、このいかにもRhinoらしい手の込んだコンピは、Zevonのそれなりに長いキャリアをレーベルをまたがって俯瞰できる便利な代物。ヒット曲(というほどものすごいヒットはないが)も大体網羅している。でももう廃盤なのかなあ。中古屋にいけばいくらでも売っていると思うが。
しかし、この人は時たま気味の悪いほどに歌詞が現実とシンクロするのだが、自分自身に関してもまだ癌だと分かっていなかった去年の6月の時点でMy Ride's Here(お迎えが来た)というアルバムを作っていたり、不謹慎だが面白い。今回も寝ている間に亡くなったそうで、このコンピのタイトルにもなった曲とまたまた変な合致が。ただ、当人が「遺作」となることをあらかじめ想定して作った最新作のWindでは、Knockin' on heaven's doorとかあまりに意図が見え見えの曲をやっていて、ちょっと作り過ぎというか、晩節を汚したような気がする。これも彼の狙いだったのかもしれないが。まあ死んだ人に何言っても仕方ないですね。
というようなpoliticallyにあまりcorrectじゃない書き方を不愉快に感じるナイーヴな方は、(さっぱり英語が分からない場合を除き)Zevonはやめておいたほうがいいです。私自身はZevonという人は基本的にはモラリストだと思っているのだけれど。
2004-09-09
_ [Reading] インディヴィジュアル・プロジェクション / 阿部和重
最近では夜中と言えば、風呂に浸かりながらブックオフで棚単位で仕入れた105円のゾッキ本(当然この本もその一冊)を読みふけっている始末なので、そろそろjlcだのMy Humanうんたらだのといったダサい名前はやめて人民の友にでも改名しようかと思っているのだが、それにしてもここまで徹底的に読みものとして面白い小説は久しぶりに読んだ。面白くてかつ深読みを許すだけの内実もある。
きちんとあらすじを書いてしまうと面白くもなんともなくなるし、かといっていい加減に書いてもやはり興を削がれるはずなのでこれ以上何も書かないが、まあ最後まで読んでみればよい。しかし、あまり話の本筋ではないとはいえ、ジンザブローにタカツグにニッショウか。普通思いつかねえよなあ。1932年の5月15日はたしかに日曜日だし。
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