My Human Gets Me Blues

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2003-06-02

_ 例の文章には多くの反響があって喜んでいるのだが、小島肇氏この電波感想はさすがにせつない。頭に来たのでここでさらしものにする。

さっぱりわかりません。そもそも、「オープンソース」と「バザール型開発」とは全く別のものですし。八田氏は、両者をあまりに混同していませんか? 「オープンソース」と「GNU GPL」をも混同しているような気もするし。 「GNU GPL」を採用する「オープンソース」ソフトウェアである Linuxが「バザール型開発」の最良の成功事例の 1 つであることは否定しないけれど、だからと言って「オープンソース = GNU GPL」じゃないし「オープンソース = バザール型開発」でもないわけで。

_ とのことであるが、混同するもなにも、混同したくないからわざわざ分けて書いているのですよ? この2つを一緒くたにする人があまりにも多いから、あの文章では意識的に分けて書いているのだ。だいたい、文中でわざわざVz エディタの例まで出して説明しているのになんでこういう勘違いをするんだろう。

_ おまけに私が「オープンソース」と「GNU GPL」を混同しているそうだが、一体どこをどう読めばそういう話になるんだ?(笑) LinuxはGPL'dだから成功したなんて書いたっけ? GPLやBSDといった特定のライセンスだけしか認めないとか嫌ですよね、と書かなかったか? だいたい、文中で「オープンソースはバザールの必須条件じゃない」とわざわざ書いているのになんでこういう勘違いをするんだろう。

_ まあ、答えは簡単で、ちゃんと読んでないのに感想書いたんでしょうね。ちゃんと読んでこれだと少々重症だ(笑)。長いし読みにくいのかも知れないが、きちんと読み直してまた感想を書いて下さることを期待します。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ Slushay Ara [<a href=http://brave--sex.com>http://brave--sex.com</a>]

_ Zoltik [<a href=http://q--sex.com>http://q--sex.com</a> <a href=ht..]


2006-06-02

_ [Music] Milt Jackson + Count Basie + The Big Band Vol. 1 & 2

The Big Band, Vol. 1(Milt Jackson/Count Basie)

The Big Band, Vol. 2(Milt Jackson/Count Basie)

いかにもパブロ・レーベルらしい大物同士の顔合わせ。ミルト・ジャクスン名義になっているので見過ごされがちだが、これは70年代カウント・ベイシーの傑作でもある。

プロデューサーの御大ノーマン・グランツが自ら書いたライナーによれば、「ミルト・ジャクスンがビッグバンドと録音したことはない」そうだ。うそこけ。ミルトはビバップ・ビッグバンドの嚆矢として名高いディジー・ガレスピー・ビッグバンドのリズム・セクションの一人だったし、録音も残している(例えばビバップの名盤として有名なグルーヴィン・ハイ(ディジー・ガレスピー/ジョン・ルイス/デクスター・ゴードン/ケニー・クラーク/ミルト・ジャクソン)、その中のThings To Comeではソロもたっぷり取らせてもらっている)。後にこのリズム・セクションだけ独立したのがMJQだ。

ただ、カウント・ベイシーがビッグバンドにヴァイヴを入れたことがないのはどうやら本当らしい。ライオネル・ハンプトンへの対抗意識だろうか。

そんなことはともかく、このアルバム2枚は本当に素晴らしい。出来は甲乙付けがたい。ミルトもベイシーも絶好調だし(基本的にこの二人しかソロを取らない)、かつバックを固めるのは70年代ベイシー・バンドを去来した中でもベストと言える連中ばかりだ。しかも、演奏する曲はベイシーの当たり曲や二人とも大得意のブルーズばかり。これで傑作にならないほうがどうかしている。どちらかというとリズムのタメが効いたミルトのヴァイヴが前面に出ているが、ヴァイヴがソロを取る背後で、もうここしかないという絶妙なタイミングで合いの手を入れるピアノが実に良く効いている。結局のところ、音楽全体をがっちりとコントロールしているのはベイシーの手数の少ないピアノ(と、もちろんギターのフレディー・グリーン)なのですね、これが。

とりあえず適当にメンツ揃えて録音して一丁あがり、といういかにもパブロらしい良い加減な造りに見えて、実はそれなりに趣向も凝らしてあるあたりも手抜かりない。Vol.1にはビッグバンド抜きのカルテットで演奏するBlue And Sentimentalがちゃんと用意されていて、しみじみとした良い味を出しているし(楽器編成は同じなのにピアノが違うだけで、MJQの諸作や名盤The Milt Jackson Quartet(Milt Jackson)などとはまるで違う雰囲気になるのが面白い)、Vol.2ではたまたまスタジオに来ていたサラ・ヴォーンが飛び入りで一曲歌う。このクインシー・ジョーンズ作曲のLena And Lennyがまたなんとも良いのだ。せっかくだからどこかけなしてやろうと思ったのだが、無理でした。おすすめ。


2010-06-02

_ [Jazz] Film Works XXIII: El General / John Zorn

John Zorn: Film Works XXIII - El General(Greg Cohen/John Zorn/Kenny Wollesen/Marc Ribot/Robert Burger)

去年出たものだから新譜とは到底言えないが、一応com-postにレビューを書いた。というか、去年忙しくなる前にあらかた書いて、仕上げられずにそのままお蔵入りしていたものなんですけどね。ジョン・ゾーンの映画音楽はもっと評価される(というかとりあえず聞かれる)べきだと思う。

それはそうと、別に独裁者カジェスを擁護するつもりはないのだが、とりあえず鳩山さんは素直すぎてものの役には立たなかったねえ。物事を大きく変えるときはlarger than lifeな人が必要だとしみじみ思った。今の政界でかろうじてlarger than lifeと言えるのはせいぜい小沢さんくらいだろう。私は今でも、小沢さんが首相になるのが一番すっきりして良いと思っているのだが。

というような思考から、ヒトラーは出てきたのだろうけどね。というか、おそらく今後出てくるんじゃないかな。